ここまでの考察まとめ 3
いったんここまでの過去記事と考察のまとめをします。
金蔵の行動原理と悪食島の悪霊の話を考察し、金蔵が死者を行動させるなにかを見つけていることを指摘しました。
「安田紗代」「紗音」「ヤス」「ベアトリーチェ」の関係性を考察し、EP7をそのまま考察したものは
本当の魔女の心臓を隠すためのカバーストーリーではないかと考察しました。
上記考察を受け、カバーストーリーとして「紗音」「嘉音」「ベアトリーチェ」が一つの体に3つの人格があるとする
同一人物説で各EPが説明できるか検証を行いました。
死体行動説で各EPが説明できるか検証するために前提条件を提示しました。
・ボトルメールは「犯罪計画書」ではなく、戦人に読ませるための「ミステリ小説」
・「黄金郷」は舞台を使いまわすためのループ装置
・各EPで犯人はちがう
・死体は碑文を解いた者など、特定の人物が行動させることができる
・金蔵は六軒島に存在しており、碑文を解いた者が望めば従う
等を設定しました。
EP1 犯人は夏妃
動機は右代宮家の名を汚さずに子供達に黄金を渡すため
目標は存在しない犯人Xを仕立てあげ、子供達以外全て殺害する
赤字に抵触することなく犯人目線で物語を説明することができました。
EP5 犯人は源治
動機は19男のために夏妃へ復讐する
目標は夏妃を苦しめながら冤罪を被せる
赤字に抵触することなく犯人目線で物語を説明することができました。
EP4 犯人は真里亞
動機は戦人にベアトリーチェを認めさせ黄金郷へ行く
目標は戦人にベアトリーチェを認めさせる
赤字に抵触することなく犯人目線で物語を説明することができました。
loosedogtom.hatenablog.com
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EP2,3犯人、動機、目標を特定できず。
赤字に抵触することなく物語の状況を再現することができました。
EP6 戦人の閉じ込められたロジックエラー密室を赤字に抵触することなく
物語の状況を再現することができました。
物語の理解のためにはボトルメールの作者である安田紗代の立場や考えを考える必要があるのではないかと考察しました。
赤字に抵触することなくと断言していますが、全ての赤字を確認したわけではないので
おかしいところがあったらご指摘いただけるとうれしいです。
全体的に各事件を説明できるし、細かいところも説明できているし、杭の存在や夏妃の片翼の鷲エピソードなども
フォローできるので私としてはこれが解答だと思っています。
今後は今まで触ってこなかった現実の六軒島や縁寿のことを考察していこうと思います。