Here is a witch's heart

07th Expantion様の「なく頃に」シリーズの考察を行っています。たまにブラウザゲーム「政剣マニフェスティア」についても言及するかもしれません。

ベアトの真意を求める

twitterへの投稿から

戦人やヱリカは推理バトルの際に相手から赤字や復唱拒否を受け取ることができる。
しかし、現実の自分たち考察者は新たな赤字や復唱拒否は得られない。
そこで考えなくてはいけないのは自分自身の目標ではないだろうか。


私は物語の真実を知りたくて考察をしている。
それは言い換えればベアトの真意を知りたいと言ってもいい。
ベアトが想定しているトリックを知り、不可解な状況をすっきりさせたいのだ。


戦人やヱリカはルール上ベアトの真意に沿っていなくても赤字さえクリアして状況を再現できればそれでいい。
勝つこともできないが、負けることもないのだ。
むしろ、新しい情報を引き出すことができるのだから結果的にプラスになる。
ところが、自分たちの現実世界には対戦相手のベアトはいない。絶望的なことに。
そんな私たちの目標はベアトの真意を当てる事。
そして、新しい赤字や情報が得られない以上、戦人やヱリカと同じ戦い方をしては勝つこともできないし、実質負けなのではないか。


回りくどい言い方になってしまった。
まとめると、私たち考察者は明らかにベアトの真意から外れた答えを赤字を抜けるからと言う理由で選択してはならないと言うことだ。


具体的に言おう。
EP6のロジックエラー密室だ。
ベアトが嘉音の協力を得て新しいトリックを作り出し、ラムダによってロジックエラーがないことが確認される。
この時、いとこ部屋と隣部屋の窓はドラノールらによって封印されている。
その後のやりとりによって窓の封印は解除されるが、ベアトリーチェが作り、ロジックエラーがないことが確認されたのは
窓が封印されている状況下だ。
つまり、ベアトのトリックは窓が封印されていても使用できるトリックであると推測できる。
そして、それはベアトの心臓の一端でもある。


ゆえに、考察者は窓を使用しないトリックを考えなくてはならない。
物語上ヱリカが封印を解除したが、それに便乗したトリックはベアトの真意から外れることが確定してしまうのだ。
つまり、そのトリックは間違いである。
ベアトも巧妙ですぐさま窓を使ったトリックXの許可を出し、窓からの出入りに気がいくようにしている。
あくまでも窓から出入りしたように見せたいのだ。
もしこのXの許可を出さなかったら、窓からの注意がそれ真意に辿りつかれるおそれがあっただろう。


ここまでで私が訴えたいのは、ベアトの真意≠赤字をクリアするではないということだ。
今回のEP6の窓だけではなく、その他の密室でも赤字をクリアするだけではなく、きちんと状況を説明できるようにまで考察をすすめることがベアトの真意を理解し、本当のトリックを明かすと言うことにつながるのではなかろうか。


なお、私ならEP6のゲストハウスをこう考える。
「扉、窓からの出入りができないのなら、初めから部屋の中に居なかったと考えられる。
 部屋の中にいないで済む条件は金蔵や、第一の晩該当者のような『死者』である。
 嘉音は遡り手で籠城以前に殺され別の部屋にいた」
 後はEP5で戦人が金蔵を見たことなどを死体が動く根拠にすればよい。
 もしくは悪食島の悪霊の話から始めてもいい。
loosedogtom.hatenablog.com



また、窓から出たらベアトの真意ではないと先述したが、実はそんなことはない。
ベアトが窓から嘉音を出す方法もきちんとあったりする。
ロジックエラー密室が構築された時点で、劇中の時間は止まっている。
ベアトが窓の解除を促し、実際に解除された時点でトリック構築時間と同時間に解除されたとみなされる。
…と言う屁理屈。
すごいブラフだ。
ただ、こう言った条件をつけずに、ただ封印解除された窓から出入りするなんて答えは考え不十分だと私は考える。


この冬に新たな情報が発信される。それを待ち考えを止めるか。新たな情報の前により真相にせまるか。
できることならば、改めて考察に本腰を入れる人が増えることを祈る。