Here is a witch's heart

07th Expantion様の「なく頃に」シリーズの考察を行っています。たまにブラウザゲーム「政剣マニフェスティア」についても言及するかもしれません。

九羽鳥庵ベアトへの違和感

tweeterへのつぶやきに加筆・修正を加えています


九羽鳥庵のベアト関連に違和感を感じていました。


なぜ楼座は二代目ベアトを死なせる原因を作ったのに金蔵から叱責されなかった?
なぜ夏妃は三代目ベアトが転落したのに金蔵から叱責されなかった?
なぜ金蔵は三代目ベアトのように二代目ベアトを右代宮家に迎え入れなかった?

そして一番の違和感は楼座が見た九羽鳥庵のベアトが明るく無邪気すぎること。
親から性的虐待を受けていてあんなに無防備に見知らぬ他人を受け入れることができるのでしょうか。
九羽鳥庵の特殊な環境で性の知識が得られず自分達の行為を認識できていなかったのでしょうか?


説明をつけようと思えばつけられるのでしょうか。

楼座に関しては源次がうまく立ち回って楼座が関わったことを金蔵に明かさなかった。
夏妃に関しては当時その場に居なかったことにして一緒に落ちた使用人の責任として乗り切った。
右代宮家への迎え入れについては金蔵の妻がまだ存命だったから。


ですが、楼座と夏妃に関しては金蔵のベアトリーチェへの執着を考えるととてもただで済まされるとは思えないのです。
右代宮家への迎え入れも金蔵の妻が存命なら三代目だって受け入れることはできないでしょう。
そもそもなぜ親子を引き離すのか?二人とも受け入れればよかったのでは?


このようなことを考えていたのですが、それぞれのパーツがうまく合わなくて困っていました。
しかし、ようやくこれらに対する仮説を出すことができました。


実は二代目ベアトが落ちた事件と三代目ベアトが落ちた事件は、時系列として二代目ベアトが落ちたのが先なのではないでしょうか。


冒涜的な仮説ですが、金蔵は死んだ二代目ベアトを相手に三代目ベアトを作ったのではないでしょうか。
何も条件を付けなければクローンとか。
自説を用いれば損壊した死体を動かしてことに及んだってことになります。


楼座と出会った二代目ベアトはまだ無垢だった。
だから明るく無邪気に楼座に接することができた。
その後二代目ベアトは死んでしまうが、金蔵はベアトリーチェの蘇生に全精力を向けたので楼座どころじゃなかった。
金蔵の行動の結果三代目ベアトができた。
二代目ベアト蘇生と三代目ベアト誕生の間に金蔵の妻が亡くなったので三代目ベアトを右代宮家に受け入れることができた。

この流れなら感じていた違和感をだいぶ払拭することができます。
夏妃に関してがまだ説明できませんが。
すっごく叱られたってことにしておきましょう。


金蔵が損壊した死体を行動させたとして、まったくの元通りとはいかなかったでしょう。
一度失った愛しいものを前にして、再度失うかも言う感情を想像すると自らの娘を相手に子を成すのも金蔵の必至の抵抗だったのかもしれません。